生まれたときから常に競争を意識し、世間様から「団塊世代」などと特別視されながらも、
それらにも懲りることもなく、ただこよなく自然を愛する中年親父の独り言を、
自由気ままに書き綴っています。
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昨年にも予定していた氷ノ山雪洞訓練山行が、悪天候と雪不足で2回も中止になった。
今年は年末から寒波到来で一気に大雪が降り期待して出掛けました。
氷ノ山国際スキー場のチャレンジリフトも土日祝は動かすとの情報を得て1月30日土曜日から出掛けました。
午前8時過ぎ駐車場に到着、思ったより車は少ない。二日分の駐車料金を支払いリフトを乗り継ぎパトロールセンターに登山届けを提出。
本日は先行者二名ありとの情報。最上部へのリフトでゲレンデトップまで楽ちんで到着、支度を調え出発。
雪は程良く締まっているが、念のためわかんを履き登り出す。雪面は所謂モナカ状態、流れ尾に合流するまではこのままで登る。
最後の斜面も雪庇の小さな場所を選び尾根に乗る。先行者はアイゼンで登っている様だ。
メンバーもここからアイゼンに履き替えて登ることにする。私はつぼ足とストックで登る。
本当に雪が少なく所々笹が出ている。オマケに気温上昇で溶けた雪が朝方に凍って始末が悪い。
最初の岩峰を右から越える斜面は雪が殆ど無く、つぼ足の私はスリップに気をつけ足許を確かめながら登らなければならない。
我々の後から山スキーの単独行者が登ってきたが、シールで登るには雪が少なく、やはりつぼ足で登ってきた。
上部岩壁帯まで来ると雪が多くなり登りやすくなったが、頂上へのトラバース斜面だけは、アイゼン無しでは流石に緊張した。
クラストのためキックステップが決まらない、ピッケルならステップを切れるのだがストックではバランスを取るだけ。
丁度先行者二人がこの斜面で滑落停止の訓練中、その横を時間を掛け慎重に一歩一歩登る羽目になった。後で仲間から聞いたのだが、先行者の一人は、神戸FACの仲間Sさんだったそうだ。ゴーグルをしていると誰だか判らない、失礼しました。
氷ノ山頂上はスノーシュウで若桜方面から来た登山者が多かった。
写真:氷ノ山山頂にて 本当に雪が有りませんでした
避難小屋で昼食後上の千本へ降り、雪洞掘りの場所を探すが雪が少なく、鉢伏山が見える斜面の吹きだまりを選んだ。
雪洞を2mも掘ると笹が現れる。やはり雪が少なく奥行きが深くできない。結局奥行きを少なく間口を広くした雪洞になった。
始めて雪洞掘りに挑戦されたFさん、居心地は如何でしたか?
写真:雪洞にて
私の今回の目的である「雪山でのツェルトビバーク」を近くの斜面に決め、整地しストック二本で設営。
夜中は曇り空ながら満月に照らされ、鉢伏高原の灯りが瞬く長い一夜でした。
風も思ったより強くなかったが、自分の息でツェルトの中は真っ白、時折風が吹きツェルトを揺らすと顔に氷が降ってくる。
薄いナイロン一枚だが、風の弱い一夜のビバークなら結構いけそうだが、強風の中だったら雪面を少し掘り下げないと寝ていられないだろうな。
やはり風が強い場合は、雪洞が一番だが、掘れる場所があればの話。もう少し快適に過ごせる対策を考えなければいけないようです。
翌朝は、予想どうり小雪がちらつく生憎の天気、頂上往復を取りやめ早々に下山。
下の千本を過ぎるとガス雲から抜け視界が広がる。昨日の流れ尾や東尾根避難小屋もハッキリ見える。8時を過ぎるとゲレンデから賑やかな音楽が聞こえ、スキーヤーも色とりどりの服装で滑っているのが上から見えた。
避難小屋付近では、雪が少ないので地道も現れ、夏道を瞬く間にゲレンデまで降りてきた。
パトロールセンターに下山報告を済ませ10時過ぎ車に戻る。
地球温暖化の影響か段々雪の降る量が少なくなっているようですね。
この詳しい山行報告は、ここをクリック。
Comments
やはり雪が少ないようですね。
今日あたりは降っているかも?
週末どこか滑りに行ってみるつもりです。
ツェルトに結露と霜降りはつきもの。
コンロをガンと焚いて、食べて飲んで、
温かいうちにさっと寝る。ビバークのこつです。
JPさん こんにちは。
アドバイス有り難う御座います。
横からの風対策はどのようにされてますか?
また、教えてください。
雪山のスキーには、積極的にツェルトを使ってみようと考えてます。
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