生まれたときから常に競争を意識し、世間様から「団塊世代」などと特別視されながらも、
それらにも懲りることもなく、ただこよなく自然を愛する中年親父の独り言を、
自由気ままに書き綴っています。
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氷上町成松(現在は丹波市)の白山から篠ヶ峰へ尾根を歩き、帰りは一本北の尾根を東峰山から弘浪山まで一日で歩こうと思い1月10日に実行しました。
残念ながら、時間切れで弘浪山までは行けませんでしたが、弘浪山へ登る手前のコルからゴルフ場へ降り暗くなって車に戻ることが出来ました。
8:35に白山登山口を出発、9:00東屋で休憩。9:40白山頂上着。ここまでは順調でしたが、踏み跡を安易に辿ったため南西の尾根に入ってしまい往復40分ほどロスタイム。予定の尾根に戻り縦走を続ける。薄日の差す天候で行く手正面に篠ヶ峰を望み、右手には帰りに使う尾根を眺めながら快調に歩き点名新郷(587.7m)の肩を10:30すり抜けると応地坂峠から北上してくる尾根と合流するCa600のピークに着く。ここはコンパスを出し注意深く方向を定める。踏み跡は南へハッキリとしているのでうっかりすると間違える所だ。目指す篠ヶ峰が間近に近づき12時を過ぎる頃点名赤井(691.7m)に到着。ここは測量のためか大きく切り開かれ展望も良いのでお昼にする。
写真:点名 赤井にて(後方は篠が峰)
時間が追っているので早々に腰を上げる。一旦100m程降ってCa580(12:30)から篠が峰に登り返す。最後の急坂を登り切ると大きな電波反射板の建つ頂上の一角に13:40辿り着いた。日影には雪が消えずに残っており東側の展望が良い。ほんの少し登ると放送局のアンテナが3基建つ細長い頂上です。
休みも程ほどにP631.7m(東峰山)へ向け下山開始。一気に260mの下降、急坂を立木に掴まりながら降り、560mほどの尾根を辿り、槍のように尖った形の良い東峰山の頂上へ15:20到着。此処までは、測量のためかピンクのテープが沢山あり迷うことはない。振り返れば西日にシルエットの篠が峰くっきりと聳え立っていた。
写真:東峰山にて
夕暮れが近づき太陽も稜線間近に迫っている。後1時間くらいで稜線に隠れるだろう。東峰山から尾根が分かれ南東の尾根を辿る。尾根上には、ある宗教団体の霊園墓地の境界を示す鉄の柱と鎖が設置してあり、この上なく歩きづらい。オマケに関係者以外立ち入り禁止の看板までご丁寧に取り付けてあった。なんと心の狭い排他的な宗教団体だろうとあきれ返った。
尾根は尚も降り続けCa290の最低鞍部に15:50到着休憩。尾根の北側には件の宗教団体の霊園墓地、南側はゴルフ場。東へ続く尾根は、標高差250mの岩混じりの尾根となっている。残り一時間では疲れと標高差距離を考えると到底無理、この地点で下山を決める。
ゴルフ場まで標高差僅か100m程、獣道を使って薮漕ぎで強引に降る。思ったより薮の抵抗も少なくスンナリと沢状のガレ場を降ることが出来た。林道が沢の詰めまで伸びて来ており、無事林道に降り立つ。ゴルフ場脇の林道を下り暗くなってきた頃(17:30)白山登山口まで戻ってきました。
今回は、雪山訓練を兼ねた山行で、重たい登山靴を履いて長い距離を歩き上り下りを幾度となく繰り返す山歩きでした。さすがに最後の林道歩きは、足が攣りそうになりましたがとても良い訓練になりました。同行の皆様お疲れ様でした。
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