生まれたときから常に競争を意識し、世間様から「団塊世代」などと特別視されながらも、
それらにも懲りることもなく、ただこよなく自然を愛する中年親父の独り言を、
自由気ままに書き綴っています。
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ゴールデンウイークに後立山連峰の縦走の予定があるので、ボッカ訓練を行おうと西脇の三角点山へ出かけたが、道中に生憎雨が降り出したので南部の古法華へ戻る途中、小野市河合町付近で新緑が美しい丘陵を望みながら車を走らせていると、吉野ヶ里遺跡の望楼の様な物が見えた。
相変わらず雨も止みそうにないのでUターンして「夢の森公園」と書かれた案内に従い丘に登ると新しく整備された様な展望台付きの公園が在った。
駐車場に車を止め、小雨の降る中カッパを着て散策することにした。
芽吹き始めた広葉樹が新緑の葉を一斉に拡げ始め、雨に洗われ更に鮮やか。秋の紅葉も素晴らしいが、春先の芽吹きのほうが若さに満ちあふれた息吹を感じることが出来る。長い冬の厳しい寒さに耐えた新芽達が待ちに待った春に全エネルギーを爆発させているようで、清々しい華やぎが大好きです。
この丘は、中世は山城として古代は環濠集落として人間の営みの歴史が刻まれている。丘の突端には魏志倭人伝にある望楼を模して見晴台が建ててあるが残念ながらその上に登ることは出来ない。
東に向いた展望は加古川を中心に小野市域が一望出来る。辺りには遊歩道も整備され子供連れにも楽しめるようである。ボッカの訓練にはほど遠いが公園内を歩き廻った。雨具を着ているので少し汗をかいたが息が上がることはなかった。
加古川に沿って帰る途中西洋カラシナが一面に咲き競い新緑と相まって一段と綺麗な風景に出合い写真に納めた。
ボッカ訓練にならなかったが、春の息吹を一杯感じた散歩でした。
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