生まれたときから常に競争を意識し、世間様から「団塊世代」などと特別視されながらも、
それらにも懲りることもなく、ただこよなく自然を愛する中年親父の独り言を、
自由気ままに書き綴っています。
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NHKハイビジョンで放送され、一躍有名になった滋賀県高島市新旭町の生水(しょうず)の郷へ行きました。
毎月第2第4土曜日に予約制で実施され、地元のボランティアの案内で、比良山系から流れる伏流水を利用した水辺の暮らしの中で、昔から面々と受け継がれてきた川端(かばた)と呼ばれる台所を巡り、自然と共に生きる人々とのふれ合うツアーです。
町には至る所に川端があり、綺麗な水が湧いていました。
写真:綺麗な町中の川端
琵琶湖の岸辺に広々とした生える葦原には、動物のサンクチュアリとも言えるところで、水路沿いに広がる景色には心癒されるものでした。
写真:NHKの放映された同じ所から撮りました
時間にして3時間程のツアーですが、日差しが強く暑さ対策と水分補給は欠かせませんが、郷の風景に心癒された旅でした。
山行の予定が無くなったのと、お彼岸が重なり、久しぶりに自宅に居ることとなった。
朝早くからお墓の掃除を済ませた帰り道、以前から気になっていた「靴のひらき」付近で秋田の信号を北へ少しの所に「野中の清水」の道路標識が有ったのを思い出した。
秋田の信号を神出方面に右折し暫く走ったが標識が見つからず、GPSでも確認したがその様な記述もない。Uターンして戻りながら再度探したら標識を見つけた。
脇道にはいるとすぐ橋が架けてあり、その袂に公園風に整備された「野中の清水」は在った。
写真:入り口の立て看板
地元有志で維持管理を行っているようで、掃除の行き届いた綺麗な所である。
東播磨では万葉の時代からその名を知られ、和歌にも詠まれているそうだ。
大昔の旅人も、道すがらこの清水に喉を潤したことだろう。
写真:湧水の案内
残念なことに飲料水としては不可とのこと。水脈に流れ込む生活排水か農業用水が混じり込み昔日の面影は無くなっているが、今でも清水がコンコンと湧き出している。
飲むことが出来る清水なら、きっとブームに乗り多くの人が汲みに訪れているはず。
身近に在りながら、古い歴史を持つ忘れ去られようとしているこんな史跡を訪ねる小さな旅もたまには良いものです。
勿論、日本の伝統行事や名のある櫻など、カメラを持って出かけましょう。