生まれたときから常に競争を意識し、世間様から「団塊世代」などと特別視されながらも、
それらにも懲りることもなく、ただこよなく自然を愛する中年親父の独り言を、
自由気ままに書き綴っています。
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山毛欅の紅葉に囲まれた池が在ると聞き、近江と若狭の国境稜線に在る駒ヶ岳に行きました。木地山の焼尾東谷から駒が越の南の稜線に登るコースです。
沢沿いは植林の為薄暗く湿った所で余り気持ちは良くなかったが、二叉を過ぎると自然林に替わり気持ちの良い山旅となった。
写真 : 稜線の池に紅葉の始まった山毛欅が水面に映える。
名前は判らないが素敵な雰囲気の池を一巡りして、駒ヶ岳まで山毛欅の稜線を小一時間進むと中央分水嶺からほんの少し北に頂上は在りました。
頂上付近は刈り払われ東の方角だけが見渡せました。
今度登る予定の三重嶽から武奈ヶ岳の稜線と三十三間山が間近に望まれた。遠く遙かに伊吹山や琵琶湖までも望める展望台でした。
駒ヶ岳から中央分水嶺を西へ与助谷山、桜谷山を経て木地山峠まで稜線を歩き、峠からは北谷を下り実働6時間で元へ戻ってきました。
期待した紅葉はもう少しでしたが、静かな山旅を楽しみました。
再来週は、三重嶽に登ります、きっと紅葉も真っ盛りになっていることでしょうね。
今年最後の沢登りに、鈴鹿山系ナンバーワンの滝洞谷へ行ってきました。
参加者9名の大所帯で時間内に遡行できるのか少し心配でしたが、結果は上々午後3時過ぎに無事下山出来ました。
神戸FACの精鋭揃い、ただ一つの心配事は小生の登攀能力。これだけのメンバーなら一人くらい下手でも何とかなるだろうと決行。
写真:難しい涸れ滝が続く
今までに経験したことのない不思議な沢、と言うより洞窟の様な所です。
アブミを使ったりゴボウで登ったり体重の重たい小生にはホントに苦労の連続でした。
上の写真は、この沢でも特別珍しい煙突の様な涸滝、名付けて「井戸底のゴルジュ」ここでも中間部で四苦八苦、根性で突破しましたがまだまだこんなのが幾つ出てくるのか少々不安になる。
写真:3段25m迷路のゴルジュを登る雲水
最後の3段25mの滝も最上部はツルツルのスライダーの様な所、ここもユマーリングで突破。
時間にして4時間程でゴルジュを抜けることが出来ました。FACの皆んなに感謝。
最後はジャストで予定のピークに飛び出し、余り薮漕ぎも無くスンナリと下山出来ました。
本当に変わった沢登りでしたが、メンバーにも十分楽しんで頂けたようでした。
来年は、大峰の池郷のゴルジュを目指そうと話も纏まり、大いに盛り上がった一日でした。