ボッカトレ

  • 2007.04.22 Sunday
  • 14:57

 ゴールデンウイークに後立山連峰の縦走の予定があるので、ボッカ訓練を行おうと西脇の三角点山へ出かけたが、道中に生憎雨が降り出したので南部の古法華へ戻る途中、小野市河合町付近で新緑が美しい丘陵を望みながら車を走らせていると、吉野ヶ里遺跡の望楼の様な物が見えた。
 相変わらず雨も止みそうにないのでUターンして「夢の森公園」と書かれた案内に従い丘に登ると新しく整備された様な展望台付きの公園が在った。
 駐車場に車を止め、小雨の降る中カッパを着て散策することにした。
夢の森展望台
 芽吹き始めた広葉樹が新緑の葉を一斉に拡げ始め、雨に洗われ更に鮮やか。秋の紅葉も素晴らしいが、春先の芽吹きのほうが若さに満ちあふれた息吹を感じることが出来る。長い冬の厳しい寒さに耐えた新芽達が待ちに待った春に全エネルギーを爆発させているようで、清々しい華やぎが大好きです。
 この丘は、中世は山城として古代は環濠集落として人間の営みの歴史が刻まれている。丘の突端には魏志倭人伝にある望楼を模して見晴台が建ててあるが残念ながらその上に登ることは出来ない。!
望楼
 東に向いた展望は加古川を中心に小野市域が一望出来る。辺りには遊歩道も整備され子供連れにも楽しめるようである。ボッカの訓練にはほど遠いが公園内を歩き廻った。雨具を着ているので少し汗をかいたが息が上がることはなかった。
 加古川に沿って帰る途中西洋カラシナが一面に咲き競い新緑と相まって一段と綺麗な風景に出合いカメラ写真に納めた。
西洋カラシナ
 ボッカ訓練にならなかったが、春の息吹を一杯感じた散歩でした。ジョギング

久しぶりの雪彦アルパイン

  • 2007.04.16 Monday
  • 21:59

 北岳のバットレス第4尾根を目標にトレーニングを兼ね久しぶりにRCに行ってきました。
マルチピッチのシステム練習を繰り返し、本番でモタモタしないよう確認しながら登った。
 平荘湖での練習をさぼっていたので最初のピッチから堅い登りでぎこちなかったが、最終ピッチまで来ると少し慣れてきて緊張しながら快適なクライミングで締めくくった。
 地蔵岳頂上にはヒカゲツツジがひっそりと咲いていた。
ヒカゲツツジ

 パートナーに迷惑を掛けないよう本番までにはみっちり練習をして長年の憧れを達成出来るようがんばろう。


若丹稜線を行く

  • 2007.04.14 Saturday
  • 07:37

三国山(岳)と呼ばれている山は全国で幾つあるのだろうか?
 今回はその中の一つ若狹・丹波・近江の国境、三国峠と呼ばれている丹波高原の山に平日を利用して前夜発で行ってきました。
 今年の冬は極端に雪が少なく、芦生の里も春の訪れを感じます。
 朽木梅の木から針畑川沿いに車を走らせていると、ヘッドライトに驚いたのか二度ニホンカモシカが前方を横切る。
 日付が変わる頃芦生の「山帰来」前の広場にテントを張り仮眠。星空が綺麗。


 朝食を済ませ6時前に出発、若走路谷出合付近の広場に駐車し、二輪草の鮮やかな若葉に出迎えられ、爽やかに沢を詰め近若国境稜線のクチクボ峠に到着。若狹の山々が朝日を浴びて輝いていた。
 葉を落とした広葉樹の林床は芽吹きには少し早く、落ち葉を踏んでの稜線漫歩、気持ちよく三国峠に到着。


 三国峠と呼ばれているが山頂です。芦生の山域には峠と呼ばれている山が他にも幾つかあります。頂上は国境稜線から少し外れた丹波側に位置しています。
 ここから近若国境稜線に別れを告げ、若丹国境稜線を杉尾峠まで辿ります。
 小さいながら沢山のピークが連なる。しっかりした踏跡の稜線から芽吹き間近の若狹の山々を望みながら大きく降ると野田畑峠に出る。


 細くなった稜線上は岩団扇や小岩鏡の群落が多く見られた。開花にはまだ少し早く花芽だったが、一斉に咲いた頃ならさぞ素晴らしいだろう。
 稜線が南へ方向を変える分岐点にザックを置いて永谷山(シンコボ)往復。


 この山域で一番高い所を地形図で探し稜線を離れ尾根を辿る。ここが一番と思えるところまで来たがその先にまだ少し高い所があり更に尾根を辿る。高度計を確認すると830mを少し超えている、付近には芦生杉の大木もあり熊が利用しそうな大きい室もあった。 これから先の稜線は迷いやすい地形が3カ所あり慎重に進む。稜線を漠然と歩いていると必ず間違える地形、葉の茂った季節であれば難しさは言うまでもないだろう。
 間違えることなく無事杉尾峠に到着、時間も計画どうり。


 由良川源流から上谷を降り長治谷作業所で休憩、枕谷から地蔵峠を越え林道を戻る。
 一日快晴に恵まれ早春の山旅を存分に楽しめた山行でした。
 
 今後もこの山域の国境稜線を繋いだ山旅を計画し、敦賀から西へ辿ってみたいと思っています。
 さて次は、百里が岳付近に行きましょう。
 

山里に春を訪ねて

  • 2007.04.05 Thursday
  • 19:36

 桜今年も桜の開花予報が新聞紙上を賑わせる時期が来ました。
 毎年奥方とを見に行くのが恒例になっているので、振り替え休日を利用して日帰りで出かけました。
 桜の他にカタクリも咲いているとの情報もあり、一度訪れている清住のカタクリを見るためR176を北上、氷上から西の清住の里へ車を走らせる。
清住のカタクリ
      綺麗な色のカタクリの花

 以前にも訪れた時と違い、道路も整備され駐車料金もチャッカリ徴収された。平日ながら我々同様中高年からご老人まで次から次に車で到着。露天も店開きして賑やかになっていた。
 西向きの斜面一面に群生しているカタクリは、時間が早くまだお目覚めではなく少々残念。咲いている花を探し写真に納める。
群生地も以前より広がっており、全体が一斉に開花したら一段と綺麗だろうと思います。
自生の
        一面のカタクリ

 清住といえば達身寺、近くなので寄ってみる。
 寺内は綺麗に手入れされ、水仙の花が満開でした。
 次は今日の目的、泰雲寺のしだれ桜を見に行く。
氷上から遠坂峠を越えて和田山へ向かう、時間も丁度お昼時お腹も空いたのでこの辺りではネタが新しくて美味しい回転寿司「海鮮寿司」に立ち寄る。
エネルギーを補充し国道9号線を西へ、湯村温泉を抜け矢田川沿いを暫く走ると前方高台に大きな桜の木が見える。「泰雲寺しだれ桜」の看板が国道沿いに置いてあり、小さな集落を抜けると石垣の上に寺があり小さい駐車場は既に一杯。運良く一台分空きがありしかも無料。感謝感謝。
泰雲寺
      西日本一の見事なしだれ桜

 県指定の天然記念物、樹齢約250年金龍山泰雲禅寺のしだれ桜 全国でも6位だそうです。
 空も晴れ渡り舞台の前庭から眺める姿は実に素晴らしい。角度を変え何枚も写真に納める。大きすぎて全体が写真に収まらない、広角レンズを持ってくるべきだったと後悔。
 県内では、みずめ桜・樽見の大桜。奈良仏隆寺のしだれ桜・又兵衛桜。
 「一年に一本ずつ有名な桜を見に行こう」と奥様と約束。さて来年の春はどこへ行こうかな?

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