雪の大江山連峰ハイク

  • 2010.02.15 Monday
  • 13:48

 暖冬の影響で県北部の山々も雪不足です。先週の木曜日から週末にかけて雪が降ったので山の会の仲間と早朝から出かけました。
 加悦町の憩いの家から縦走して、千丈が嶽・鳩が峰・鍋塚と辿り加悦青少年山の家へ降るコースです。
 雪こそ無いが憩いの家への道路は溶けた雪が凍りスケートリンクの様な状態、マイクロバスはノーマルタイヤのため2km手前でスタック。
 ここから歩くことになった。我々以外に車2台が上がってきた。憩いの家で支度を済ませ雪の遊歩道を歩く。
 朝日に輝く赤石岳の斜面は先日来の吹雪の影響でエビの尻尾がビッシリと着き綺麗だ。
赤石岳
   写真:朝日に輝く赤石岳

 稜線に上がると樹氷を纏った三岳山が三角錐の姿を現し、南西の展望が開ける。遠くの山々も雪景色で輝いている。
暫くは稜線を辿るが右側から林道が稜線まで上がってきてその後ずっと地形図にない林道を歩く。千丈が嶽への取付きから葛籠折れの林道が続き一向に高度が上がらないが、樹氷の中を行くので仲間から感嘆の声が上がる。折角持ってきた「わかん」を履き、ショートカットで斜面を登るろうとしたが、一箇所以外薮でショートカット出来なかった。
 斜度も落ち頂上が近づくころ東側の鬼嶽稲荷神社からの道を併せると暫くで頂上到着。山頂は広く展望も360度。全員で記念撮影。
大江山の樹氷
 写真:樹氷の林を降る

鳩が峰への降り斜面は北向きということもあり樹氷がビッシリ、ただ時間が経つにつれて気温が上がり頭上へ降ってくることが多くなる。
大江山
 写真:千丈が嶽北面

南向きの斜面の雪が溶けてシャーベット状になり地肌が出ているところもある。鳩が峰を過ぎ降りきった所には林道が来ている。トイレも完備した休憩所も在る。再び登りになり小さなピークを越えると鍋塚頂上、こちらも丸い山頂で展望も360度、少し下り坂の天候で雲が広がり風も出てきた。昼食を済ませ青少年山の家へ向け下山開始。池が成キャンプ場からは舗装された林道を下り加悦青少年山の家へ下山。
 久々の雪山ハイク、運良く樹氷が見られてラッキーな一日でした。

氷ノ山流れ尾雪洞山行

  • 2010.02.01 Monday
  • 13:47

昨年にも予定していた氷ノ山雪洞訓練山行が、悪天候と雪不足で2回も中止になった。
今年は年末から寒波到来で一気に大雪が降り期待して出掛けました。
氷ノ山国際スキー場のチャレンジリフトも土日祝は動かすとの情報を得て1月30日土曜日から出掛けました。
午前8時過ぎ駐車場に到着、思ったより車は少ない。二日分の駐車料金を支払いリフトを乗り継ぎパトロールセンターに登山届けを提出。
本日は先行者二名ありとの情報。最上部へのリフトでゲレンデトップまで楽ちんで到着、支度を調え出発。
雪は程良く締まっているが、念のためわかんを履き登り出す。雪面は所謂モナカ状態、流れ尾に合流するまではこのままで登る。
最後の斜面も雪庇の小さな場所を選び尾根に乗る。先行者はアイゼンで登っている様だ。
メンバーもここからアイゼンに履き替えて登ることにする。私はつぼ足とストックで登る。
本当に雪が少なく所々笹が出ている。オマケに気温上昇で溶けた雪が朝方に凍って始末が悪い。
最初の岩峰を右から越える斜面は雪が殆ど無く、つぼ足の私はスリップに気をつけ足許を確かめながら登らなければならない。
我々の後から山スキーの単独行者が登ってきたが、シールで登るには雪が少なく、やはりつぼ足で登ってきた。
上部岩壁帯まで来ると雪が多くなり登りやすくなったが、頂上へのトラバース斜面だけは、アイゼン無しでは流石に緊張した。
クラストのためキックステップが決まらない、ピッケルならステップを切れるのだがストックではバランスを取るだけ。
丁度先行者二人がこの斜面で滑落停止の訓練中、その横を時間を掛け慎重に一歩一歩登る羽目になった。後で仲間から聞いたのだが、先行者の一人は、神戸FACの仲間Sさんだったそうだ。ゴーグルをしていると誰だか判らない、失礼しました。
氷ノ山頂上はスノーシュウで若桜方面から来た登山者が多かった。
氷ノ山山頂
   写真:氷ノ山山頂にて 本当に雪が有りませんでした

避難小屋で昼食後上の千本へ降り、雪洞掘りの場所を探すが雪が少なく、鉢伏山が見える斜面の吹きだまりを選んだ。
雪洞を2mも掘ると笹が現れる。やはり雪が少なく奥行きが深くできない。結局奥行きを少なく間口を広くした雪洞になった。
始めて雪洞掘りに挑戦されたFさん、居心地は如何でしたか?
雪洞にて
   写真:雪洞にて

私の今回の目的である「雪山でのツェルトビバーク」を近くの斜面に決め、整地しストック二本で設営。
夜中は曇り空ながら満月に照らされ、鉢伏高原の灯りが瞬く長い一夜でした。
風も思ったより強くなかったが、自分の息でツェルトの中は真っ白、時折風が吹きツェルトを揺らすと顔に氷が降ってくる。
薄いナイロン一枚だが、風の弱い一夜のビバークなら結構いけそうだが、強風の中だったら雪面を少し掘り下げないと寝ていられないだろうな。
やはり風が強い場合は、雪洞が一番だが、掘れる場所があればの話。もう少し快適に過ごせる対策を考えなければいけないようです。
翌朝は、予想どうり小雪がちらつく生憎の天気、頂上往復を取りやめ早々に下山。
下の千本を過ぎるとガス雲から抜け視界が広がる。昨日の流れ尾や東尾根避難小屋もハッキリ見える。8時を過ぎるとゲレンデから賑やかな音楽が聞こえ、スキーヤーも色とりどりの服装で滑っているのが上から見えた。
避難小屋付近では、雪が少ないので地道も現れ、夏道を瞬く間にゲレンデまで降りてきた。
パトロールセンターに下山報告を済ませ10時過ぎ車に戻る。
地球温暖化の影響か段々雪の降る量が少なくなっているようですね。

この詳しい山行報告は、ここをクリック。

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